-
名聖書に対する洞察,第2巻
-
-
子羊の巻き物に記される名 同様に,象徴的な野獣を崇拝する人々の名は子羊の巻き物に記されていません。(啓 13:8)その野獣は,悪魔サタンである龍から権威と力と座を与えられました。したがって,その野獣を崇拝する者たちは『蛇の胤』の一部です。(啓 13:2。ヨハ 8:44; 啓 12:9と比較。)エホバ神は,「女の胤」と『蛇の胤』の間に敵意が存在するようになることを,早くもアダムとエバに子供が生まれる前に示されました。(創 3:15)それで,その野獣を崇拝する者たちの名が一つも子羊の巻き物に書かれないことは,世の基が置かれた時からすでに決定されていました。神の観点から神聖な人たちだけが名を記される特権にあずかることになっていたのです。―啓 21:27。
この巻き物が子羊のものであることからすると,その巻き物に載せられている名は,神が子羊にお与えになった人たちの名であると考えるのは筋の通ったことです。(啓 13:8; ヨハ 17:9,24)それで,「啓示」の書の中で次に子羊のことが述べられている箇所で,子羊が人類の中から買い取られた14万4,000人と共にシオンの山に立っている様子が描かれているのは注目に値します。―啓 14:1-5。
-