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全人類のための良いたよりものみの塔 1990 | 1月1日
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「わたしは別のみ使いが中天を飛んでいるのを見た。彼は,地に住む者たちに,またあらゆる国民・部族・国語・民に喜ばしいおとずれとして宣明する永遠の良いたよりを携えて(いた)」。(啓示 14:6)老齢の使徒ヨハネは,霊感による預言的な幻をこのように描写しました。これは,わたしたちの時代に成就している幻です。犯罪,汚染,テロ,戦争などが増加し,不安定な経済情勢が広範囲に及んでいるこの時代に,良いたよりがあるということを知ると,本当に安らぎを感じます。それにしても,み使いによる発表が必要なほどの良いたよりとは一体どんなたよりでしょうか。また,あらゆる国民・部族・国語・民に宣明する価値があるほど喜ばしいおとずれとは,どんなおとずれなのでしょうか。
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全人類のための良いたよりものみの塔 1990 | 1月1日
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1世紀において,イエスはご自分に対する神の目的を数多く成就されましたが,その時には神の王国の王として即位されませんでした。本誌がしばしば指摘してきたように,イエスが王になられたのは1914年になってからです。預言の成就からはっきり分かるとおり,神の王国はその年に天に設立されました。(啓示 12:10,12)1914年には,非常に悪いニュース,つまり第一次世界大戦のぼっ発があったものの,神の王国の誕生は最高の良いたよりでした。そのようなわけで,イエスはわたしたちの時代に関し,「王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう」と預言しておられました。―マタイ 24:14。
イエスの預言は成就してきたでしょうか。確かに成就してきました。それに,ヨハネの預言的な幻も成就してきました。確かにわたしたちは,ヨハネが見た,目に見えないみ使いを見ることはできません。しかしエホバの証人はよく見えます。そのみ使いの良いたよりを,「あらゆる国民・部族・国語・民に」宣明してきたからです。エホバの証人の声は,212の国や地域,それに海に浮かぶ島々で聞こえます。そして非常に大勢の人々がそれにこたえ応じています。そうした人々の経験を幾つか調べれば,神の王国に関するたよりがどれほど良いたよりであるか分かるでしょう。
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