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完全聖書に対する洞察,第1巻
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人間に関する場合,完全性は人間の領域に限定された相対的な完全性であることを忘れてはなりません。アダムは完全な者として創造されましたが,創造者によって定められた限界を超えることはできませんでした。アダムは泥や砂利や木を食べても,不幸な結果に見舞われないということはあり得ませんでした。もし,空気の代わりに,試しに水を吸ったとしたら,溺死したことでしょう。同様に,思いや心を間違った考えで養うままにしたなら,間違った欲望を抱くことになり,ついには罪と死をもたらすことになったでしょう。―ヤコ 1:14,15。創 1:29; マタ 4:4と比較。
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妊娠聖書に対する洞察,第2巻
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比喩的な用法 子供の出産で最高潮を迎える妊娠期間は,何度か比喩的な意味で用いられています。不忠実な民が『難儀を宿し,有害なことを産んだ』ために,イスラエルは神の恵みを失いました。(イザ 59:2-8。詩 7:14と比較。)その過程は,彼らが自分たちの思いと心に「有害な考え」や間違った欲望を宿らせ,実際にそこで発育するがままにしていたことから始まり,「有害な業」が生まれるという必然的な結果に終わりました。―ヤコ 1:14,15と比較。
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罪聖書に対する洞察,第2巻
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間違った欲望が培われ,それがはらむと,『罪が産まれる』ので(ヤコ 1:14,15),反対者になった霊の被造物は,実際に罪が明らかになる前から,すでに義の道からそれ始めており,エホバに対する不満を感じていました。
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