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はげ聖書に対する洞察,第2巻
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例えば不道徳なコリント市のような,使徒たちの時代の幾つかの場所では,姦淫や淫行を犯しているところを見つけられた女性は罰として髪の毛をそり落とされました。奴隷女たちは髪の毛を短く切りました。パウロはこのような事情を例えに利用したと思われますが,クリスチャン会衆内で頭を覆わずに祈ったり預言したりする女性は,たとえ覆いとして髪の毛があっても,髪の毛を完全にそり落として自分が神の頭の権の原則に対して不敬な態度を取った恥をさらしているも同然だということを示しました。―コリ一 11:3-10。
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髪の毛,毛聖書に対する洞察,第1巻
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使徒パウロはまた,自分が手紙を書き送った人々の間に見られる状況や一般的な習慣に注意を促し,男は女より短い髪をしているのが自然であることを示しました。(「性質,自然」を参照。)女性が髪を切ったりそったりするなら恥となりました。神は女性に長い髪を「頭飾りの代わりに」与えておられますが,女性は自分にとって栄光であるこの自然の覆いを,クリスチャン会衆内で祈ったり預言したりする際に「権威のしるし」である頭の覆いを着けない言い訳にすることはできない,とパウロは論じました。クリスチャンの女性はこの点を認めてそのような状況下で覆いを着けるなら,神権的な頭の権を認め,クリスチャンの服従を示していることになります。彼女はそのようにして頭である夫にも,すべてのものの頭であられるエホバ神にも栄光を帰するのです。―コリ一 11:3-16。
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頭飾り聖書に対する洞察,第1巻
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頭を覆うものと女性の服従 使徒パウロは,女性がクリスチャンの会衆内で祈ったり預言したりする時には,頭を覆うものを着用すべきであると指示しました。女性はそのようにして,頭の権に関する原則を認めていることを表わしました。その原則によれば,男は女の頭ですが,キリストは男の頭で,さらに神はキリストの頭です。パウロは,女の長い髪が「頭飾りの代わりに」生来女性に与えられたものであると述べています。当時,使徒パウロは,ヨーロッパ人やセム人の間に住んでいたコリントのクリスチャンにあてて手紙を書いていましたが,それら当時の人々の間では髪の長短で男女の相違が自然に示されていました。奴隷の女や,淫行もしくは姦淫の現行犯で捕らえられた人は,頭をそられました。パウロは,女の長い髪が男の頭の権のもとにある女性の立場を示す自然の証拠であることを指摘しました。したがって,女性は服従を思い起こさせるこの自然の備えを見ているので,会衆内で祈ったり預言したりする時には,「権威のしるし」として頭を覆うものを着用することにより,み使いたちを含め,ほかの人たちの前で,頭の権の原則を自ら認めていることをはっきりと示すべきです。(コリ一 11:3-16)デボラ(裁 4:4)やアンナ(ルカ 2:36-38)のような古代の女預言者たちも,預言をする時には,そうすることを習わしにしていたに違いありません。―「髪の毛,毛」を参照。
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