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ユダ,II聖書に対する洞察,第2巻
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代わりとなる人 イエスが昇天されてから西暦33年のペンテコステまでの間に,ペテロは詩編 109編8節の預言を取り上げ,約120人の集合した弟子たちの一団に,ユダの代わりとなる人を選ぶのがふさわしいことのように思える,と説明しました。二人の人が推薦され,くじが引かれました。その結果マッテヤが選ばれ,『ユダが自らの所へ行こうとして外れたその奉仕の務めと使徒職の地位を取り』ました。―使徒 1:15,16,20-26。
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監督聖書に対する洞察,第1巻
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監督を意味するヘブライ語のパーキードという言葉は,「注意を向ける」(創 21:1),「訪ねる」(裁 15:1),「任命する」(創 39:5),もしくは「ゆだねる」(エズ 1:2)という意味の動詞パーカドに由来しています。同様に,監督を意味するギリシャ語のエピスコポスという言葉は,「注意深く見守る」(ヘブ 12:15)という意味の動詞エピスコペオーや,「検分」(ルカ 19:44,行間; ペテ一 2:12),もしくは「監督」(テモ一 3:1; 使徒 1:20)という意味の名詞エピスコペーと関係があります。ギリシャ語セプトゥアギンタ訳では,ヘブライ語のパーキードという言葉が4回エピスコポスと訳されています。(裁 9:28; ネヘ 11:9,14,22)ですから,監督とは,訪ねたり,検分したり,任命したりして,ある事柄や人物に注意を払う人のことでした。保護するための監督というのが,このギリシャ語の本来の基本的な意味です。
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