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ライオン聖書に対する洞察,第2巻
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羊飼いが羊の群れをライオンから守らなければならない時もありました。ダビデはある時,勇敢にも1頭のライオンを打ち倒し,そのライオンが奪った羊を助け出しました。(サム一 17:34,35)しかし,それはごくまれな例でした。大抵は「全部の数の羊飼い」でさえ,たてがみのある若いライオンを脅して追い払うことはできませんでした。(イザ 31:4)時折,羊飼いはライオンの口からその家畜の体の一部だけを取り戻して(アモ 3:12),償いをする責務を免れるための必要な証拠を提出できるようにしました。―出 22:13。
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すね聖書に対する洞察,第1巻
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すね
(Shank)
脚の下部で,ひざと足首の間。聖書の中でこの言葉が出て来る場合はすべて,動物の脚部を指しており,大抵は犠牲のために準備された動物に関連しています。(レビ 1:9,13; 4:11,12; 8:21; 9:14)「すね」と訳されているヘブライ語は,翼があって群がる生き物の「跳ぶための脚」を指すのに一度用いられています。(レビ 11:21)アモス 3章12節で,エホバの預言者は,ライオンの口から2本のすねをかろうじて救い出す羊飼い(恐らく,群れの1匹がいなくなったことに対する責任を免れるため)の比喩を用いています。ここで預言者は,サマリア,それも特にその指導者たちに臨む滅びをありありと描いています。サマリアの敵たちがライオンのようにむさぼり食うのを逃れる人はきわめて少なかったことでしょう。
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