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エホバは不公正を憎まれるものみの塔 2012 | 8月1日
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「人が人を支配してこれに害を及ぼした」。(伝道の書 8:9)この言葉は,約3,000年前に記されましたが,今の世の中を正確に描写しています。人間は,だれであろうと,どこに住んでいようと,権力を誤用しがちです。害を被るのは往々にして,弱者や恵まれない人々です。そのような不公正をエホバはどう思っておられるのでしょうか。答えは,エゼキエル 22章6,7,31節にあります。―読んでください。
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エホバは不公正を憎まれるものみの塔 2012 | 8月1日
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さらにエゼキエルは,指導者たちだけでなく,彼らに従ってエホバの律法に背いていた人々をも非難し,「父と母を侮べつをもって扱った」と述べています。(7節)人々は,親の正当な立場を無視することにより,国民を構成する基本単位としての家族を分裂させていたのです。―出エジプト記 20:12。
腐敗した人々は,自分たちの中にいる弱者を食い物にしていました。不法な行ないはどれも,イスラエルに与えられた神の律法の根底にある愛の精神を無視していることの表われでした。例えば,律法はイスラエル人に,自分たちの間に住んでいる外国人に特別の思いやりを示すよう命じていました。(出エジプト記 22:21; 23:9。レビ記 19:33,34)ところが,人々は外人居留者に「詐取を働いた」のです。―7節。
人々は,「父なし子や,やもめ」など,無防備な者たちを虐待することもしていました。(7節)エホバは,親や配偶者を亡くした人たちの必要とする事柄に特に敏感な方です。それで,寄るべのない子どもややもめを苦しめる者たちにご自身が裁きを執行する,と約束なさいました。―出エジプト記 22:22-24。
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