門は公の集会や市民の生活の中心地でした。エルサレムの“水の門”の前にあった公共広場のような広い場所が,大抵は門の近くに設けられていました。(ネヘ 8:1)門は旅行者や商人がやって来るだけでなく,ほとんどすべての働き人,特に畑で働く人々が毎日出入りする所であったため,都市の中でも情報が集中する場所でした。ですから,門は人に会うための場所でした。(ルツ 4:1; サム二 15:2)そこには市場があり,エルサレムの門のあるもの(例えば,“魚の門”)はそこで売られる商品にちなんで名付けられたようです。―ネヘ 3:3。