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アナク聖書に対する洞察,第1巻
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アナク
(Anak)[多分,「首の長い[つまり,丈の高い]」]
異常に背の高い人々から成る一部族,および恐らくその祖先を指して用いられた名前。ヘブライ語の民数記 13章22節と28節では,この名前に冠詞が付されています(ハーアナーク)。これが『アナクの父アルバ』(ヨシュ 15:13)の子の個人名であるとすれば,この名前は後に彼の子孫に関連しても用いられたことになります。(ヨシュ 15:14を,アルバのことが「アナキムの中の大いなる者」と呼ばれているヨシュ 14:15と比較。)―「アナキム,アナキム人」を参照。
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ヘブロン聖書に対する洞察,第2巻
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カナン南部におけるイスラエルの軍事行動が続くにつれて,ヘブロンの住民は,その王(ホハムの後継者と思われる)も含めて滅びのためにささげられました。(ヨシュ 10:36,37)しかし,ヨシュアの率いるイスラエル人はカナン人の勢力を弱めたとはいえ,占領地を保持するための守備隊をすぐには配備しなかったようです。イスラエルが他の場所で戦っていた間のことと思われますが,アナキム人が再びヘブロンに住み着いたので,後にカレブ(すなわち,カレブが率いるユダの子ら)はこの都市をアナキム人の支配から奪い取らねばなりませんでした。(ヨシュ 11:21-23; 14:12-15; 15:13,14; 裁 1:10)ヘブロンは初めユダの部族のカレブに割り当てられましたが,その後,避難都市の一つとして神聖な地位を与えられました。また,祭司の都市ともされました。しかし,「その都市[ヘブロン]の野」と付近の集落はカレブの世襲所有地でした。―ヨシュ 14:13,14; 20:7; 21:9-13。
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