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コラ聖書に対する洞察,第1巻
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創世記 36章16節では,「首長コラ」という名が,エリパズの子,つまりエサウの孫として挙げられています。しかし,この名は創世記 36章11,12節や歴代第一 1章36節のエリパズの子孫の中に出ていません。サマリア五書の創世記 36章16節ではこの名が省かれているので,マソラ本文にこの名が出て来るのは写字生の誤りのためではないかとする学者もいます。
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首長聖書に対する洞察,第1巻
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ホリ人の首長は7人挙げられており,すべて「セイルの子ら」です。(創 36:20,21,29,30)エドムの首長の数は14人であったと思われます。すなわち,エサウの妻アダの子でエサウの長子のエリパズから生まれた7人の孫,エサウの妻バセマトの子レウエルから生まれた4人の孫,およびエサウの妻オホリバマによる息子のうちの3人です。(創 36:15-19)しかし,エリパズの子らの中に含まれている首長コラを数えるべきかという問題があります。ある人々が考えているように,首長コラを含めたのが書写上の誤りであるとすれば,エドムには13人の首長しかいなかったことになります。(創 36:16,脚注)首長たちから発展した氏族は,彼らの名前を氏族名として帯びるようになりました。
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