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「真理の骨組」から学ぶものみの塔 2012 | 1月15日
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「真理の骨組」から学ぶ
「[あなたは]律法のうちに知識と真理の骨組を持っている」。―ロマ 2:20。
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「真理の骨組」から学ぶものみの塔 2012 | 1月15日
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1. モーセの律法の意義を理解しようと努めるべきなのはなぜですか。
使徒パウロが霊感のもとに記した書がなかったなら,モーセの律法の様々な面の意義を理解することは難しかったでしょう。例えば,パウロはヘブライ人への手紙の中で,イエスが「忠実な大祭司」としてただ一度かぎり「なだめの犠牲」をささげたことにより,それに信仰を働かせる人は「永遠の救出」を得られるようになった,と説いています。(ヘブ 2:17; 9:11,12)また,幕屋は「天にあるものの……影」にすぎず,イエスはモーセが仲介した契約より「勝った契約」の仲介者になった,と述べています。(ヘブ 7:22; 8:1-5)パウロの時代,律法に関するこうした説明は,クリスチャンにとってかけがえのないものでした。今も同じです。神が与えてくださった備えの価値を把握するのに役立つのです。
2. ユダヤ人のクリスチャンは異邦人と比べて,どんな点で恵まれていましたか。
2 パウロがローマのクリスチャン会衆にあてた手紙の中には,モーセの律法を教えられたユダヤ人の成員に向けて書かれている部分があります。パウロによれば,そうした人たちは神の律法に通じているゆえに恵まれていました。エホバとその義の原則に関する「知識と真理の骨組」を持っていたのです。ユダヤ人のクリスチャンは,「真理の骨組」を理解し,それを尊重していたので,過去の忠実なユダヤ人と同じく,エホバがご自分の民に与えた律法を知らない人たちを導き,教え,啓発することができました。―ローマ 2:17-20を読む。
イエスの犠牲の影
3. 古代のユダヤ人の犠牲について学ぶと,どんな益が得られますか。
3 パウロの述べた真理の骨組は,わたしたちにとっても,エホバの目的を理解するために重要です。モーセの律法の背後にある原則の意義や価値は,今も全く失われていません。
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