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アッシリア聖書に対する洞察,第1巻
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ティグラト・ピレセル3世 聖書に名の挙げられているアッシリアの最初の王はティグラト・ピレセル3世で(王二 15:29; 16:7,10),この王は列王第二 15章19節で「プル」とも呼ばれています。歴代第一 5章26節には,この両方の名が用いられているため,以前にはこれを別個の王と考えた人もいました。ところが,バビロニアとアッシリアの王名表は,これら両方の名を同一人物に使っています。中には,元々この王はプルという名で知られていたが,アッシリアの王位に就く際,ティグラト・ピレセルという名を用いたという説を提唱する人もいます。―「プル,I」1項を参照。
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アッシリア聖書に対する洞察,第1巻
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ティグラト・ピレセル3世があの北王国の領土に入ったのは,イスラエルのメナヘムの治世中(西暦前790-781年ごろ)のことでした。メナヘムは銀一千タラント(660万6,000㌦)を支払って,アッシリア人を撤退させることができました。(王二 15:19,20)
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