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アコル聖書に対する洞察,第1巻
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アコル
(Achor)[追放<オストラシズム>; 悩み]
ユダ族の領地の北東の境界の一部を成していた谷,または低地平原。(ヨシュ 15:7)
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アコル聖書に対する洞察,第1巻
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アコルの谷を,エリコの近くを流れる峡谷状の奔流の谷,ワディ・エル・キルトと同定している人もいます。しかし,その位置に関するヨシュア 15章7節の説明からすると,アコルの谷はもっと南にあったように思われますし,イザヤ 65章10節の陳述からしても,もっと幅のある広々した場所であることがうかがわれます。こうした理由から,アコルの谷は暫定的にエル・ブケーア(ビクアト・フレカニヤ)と同定されています。そこは,死海の北西の隅に近いワディ・クムラーン(ナハル・クメラーン)をまたいで南北に伸びる,不毛の低い台地もしくは盆地です。その地で行なわれた考古学的調査により,古代の町もしくは砦の遺跡,および一連のダムの跡が発見されました。
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