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アララト聖書に対する洞察,第1巻
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大洪水の後,ノアの箱船は「アララトの山に」とどまりました。(創 8:4)
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アララト聖書に対する洞察,第1巻
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アララトの名称は特にこの地域の最高峰を指して用いられています。そこはノアの箱船がとどまったと言い伝えられている場所です。深いくぼ地を挟んで互いに約11㌔隔たった,円錐形の二つの峰があります。高いほうの峰は海抜約5,165㍍に達し,頂上から下900㍍の範囲は万年雪で覆われています。その南東に位置する低いほうの峰は海抜3,914㍍です。高いほうの峰はとりわけ登はんが困難で,1829年にパロットが初登頂しました。この地域の多くの地名は聖書の記述を思い起こさせます。アララト山自体,トルコ人からはアグリ・ダグ(箱船の山),ペルシャ人からはコウイヌー(ノアの山)と呼ばれています。―「箱船,ひつ,箱」1項を参照。
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