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神を崇拝する方法を学んだ婦人ものみの塔 1980 | 5月1日
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神を崇拝する方法を学んだ婦人
エホバ神は,神に喜んでいただこうとする人々をないがしろにはされません。イランのエホバの証人の語った次の経験は,この点を例証しています。
「[ある会社でのこと]経営者とは話せなかったものの,その人の秘書が自分の部屋へ私たちを招き入れてくれました。……その女の人は,どのように祈り,神に聞いていただけるかを調べるために,ありとあらゆる種類の本を読むようになっていました。……
「ある晩,ゾロアスター教の祈祷を終えた後,この若い婦人は自分の言葉で,『神様,どなたかは存じ上げませんが,私がどのようにあなたを崇拝することを望んでおられるのかをお示しください』と言って,神に祈りました。
「二週間後,私たちが訪問したのです。その後,非常に長時間に及ぶ討議が何度も続けられました。(カトリック系の学校で教育を受けていたので,この婦人は“クリスチャン”の宗教に対する知識を幾らか持っていました。……)この婦人が,今度こそ真理を見いだしたということ,また自分の祈りがとうとう聞き届けられたということを確信するまでに,長い時間はかかりませんでした。その最初の週から,[エホバの証人の]集会に定期的に出席し,他の人々に熱心に宣べ伝え,自分の生活や態度を大きく変化させるようになりました。
「この婦人との聖書研究が進むにつれて,婦人は,神を探し求めて自分が読んできた本はいずれも真理を含んでおらず,事実,その多くが心霊術と関係していることを認めるようになりました。やがて,この人は,各々40㌦(約1万円)以上する本40冊以上を処分しました。さらに,“幸運”のコイン,十字架,ゾロアスター教の象徴などを含む自分の以前の宗教に関連した物品や占星術関係の品物すべてを捨てました。これも個人として大きな犠牲を払うことになりました。(使徒 19:19)このようにして,この若い婦人は一年を経ずして自分の生涯をエホバに捧げました」。
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「偉大なるかな主エホバ」ものみの塔 1980 | 5月1日
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「偉大なるかな主エホバ」
フランツ・シューベルトは,ヨハン・ラディスラフ・ピルケル作の「全能」と題する次の叙情詩のために曲を作りました(作品79/2,DV852,1825年)。
偉大なるかな主エホバ!
天と地はその御力をふれ告げる。
とどろく嵐の中に,森の流れの大きなどよめきの中に
その賛美の言葉を聞く。
緑の森のざわめきの中に聞く。
黄金に波打つ穀物の中に,
美しく咲き誇る燃えるような花の中に,
星をちりばめた天の輝きの中にそれを見る。
その言葉が雷鳴と共に響き,素早く空を駆ける
稲妻と共にきらめくと,畏怖の念が生まれる。
だが,エホバの,とこしえの神の御力を,
それにも増して悟らしめるもの,それは脈打つ心臓である。
熱き目をもて高きを見,御恵みと慈しみを求める
その時に。
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