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どんな方法で平和は地上にもたらされますかものみの塔 1980 | 3月1日
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を送ったところで,どのように世界平和がもたらされるのか』と尋ねる人がいるかもしれません。個人の平和それ自体は世界平和をもたらすわけではありません。しかし,クリスチャンの神は「平和を与えてくださる神」であり,キリスト・イエスは「平和の君」です。(ローマ 16:20。コリント第一 14:33。イザヤ 9:6,新)平和を望んでいないことが明らかな者,絶えず平和を乱している者,また自分が支配しない限り平穏に生活できない者は,地上から除かれなければなりません。神は,ノアの日の全地球的な洪水の際にかつてなさったように,「地を破滅させている者たちを破滅に至らせる」と述べておられます。(啓示 11:18。創世 6:12,13)平和には代償が求められます。そしてその代償について,聖書は,「邪悪な者は義なる者の贖い。不信実に振る舞う者は廉潔な者たちに取って代わる」と述べています。(箴 21:18,新)神は邪悪な者すべてを滅ぼされます。
平和の君,神によって立てられた全地の王は,諸国家の戦いに終止符を打たれます。神は,昔,ご自分の民であるイスラエルを守られたように,ご自分の任命した王を通して,全地で,また永遠にわたって保護の手を差し伸べてくださいます。周囲の敵国からエルサレムを守ってくださる神の保護を数え上げる詩篇 46篇は,平穏のうちに住むすべての人のために神が何を行なってくださるかを例示するものとなっています。そこにはこう記されています。「万軍のエホバはわたしたちと共にあり,ヤコブの神はわたしたちの堅固な高台。……来てエホバの働きを見よ,地上に驚くべき出来事を置かれたことを。彼は北の果てに至るまで戦争をやめさせようとしておられる。弓を折り,実に槍を切り砕き,[戦いに用いる]もろもろの車を火で焼かれる」― 詩 46:7-9,新。
地上には平和と調和が行き渡るため,地を益する業は何の妨害もなく行なわれ,社会の富が戦争目的のために奪い取られることはありません。有益な事業を遂行することにすべての努力が集中されます。地球の豊かな産出力がむだに使われることはありません。個人としても,才能や能力を伸ばして,多方面にわたって他の人々の福祉に存分に貢献することができます。神との平和を確立してはじめて,真の世界平和を実現し,それを維持できるのです。神と人との間の調和に満ちた状態は詩篇 85篇に次のような言葉で描かれています。「愛の親切と真実,それらは互いに相会し,義と平和,それらは互いに口づけを交わした。真実が地から生えいで,義が天から見下ろす。また,エホバは,善いものを与えてくださり,わたしたちの地は収穫を上げるであろう」― 詩 85:10-12,新。
平和を愛する人は,間もなく神の新秩序の下で享受する完全な平和の先触れとして,今,神と仲間のクリスチャンとの平和を享受し,また,他の人々との平和をある程度楽しむことができます。同じ信仰の仲間との平和な関係,そして自分に左右できる範囲で他のすべての人々との平和な関係を得るためには,神との平和がまず第一に肝要です。神は,ご自分の定めの時に,永続する完全な平和をもたらすと保証しておられます。その平和は,神が「地を破滅させている者たちを破滅に至らせ」た後にもたらされます。それは間近な将来のことです。―啓示 11:18。
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実証された平和ものみの塔 1980 | 3月1日
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実証された平和
エホバの証人の良い行状はよく知られています。インドのボンベイでシャンムクハナンダ・ホールを使用したクリスチャンの大会が初めて開かれました。このホールの理事会は,エホバの証人の平和的で秩序正しい態度を見てとても喜び,大会監督に次のように語りました。「わたしたちは皆さんの大会に満足しています。このような大会をこれまでに見たことがありません。すべての人がこのようであれば政府など必要なくなってしまいます。お望みでしたら,毎年いらしてください」。
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