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  • 神の御名の格を下げる
    ものみの塔 1963 | 5月1日
    • 9番目の戒めが,「あなたは隣人について,偽証してはならない」となっているからです。(出エジプト 20:16,新口)イスラエル人は,法廷でもほかの場合でも,神の御名によって誓うのが習慣でした。ですからこの戒めは,神の御名の悪用をも禁止する趣旨のものです。(列王上 1:30。マタイ 26:63)もし第3の戒めが,神の御名によって偽り誓うことだけを禁ずるものであるなら,なぜ第9の戒めでそのことを再びくりかえして述べるのですか。

      エホバはこの戒めにより,ユダヤ人が,エホバの御名によって偽証を立てることばかりでなく,その御名を,悪い冒瀆的で不敬な方法で用いることを禁止されたのです。そしてそのことを非常に重要視されたので,十戒の一つとなし,他の神々の崇拝を禁止する最初の二つの戒めの次にそれをかかげられたのです。このことは,モーセがレビ記 24章10-16,23節(新世)に記録している一つの事件からはっきりわかります。要するにその記録は,エジプト人とイスラエル人の女の間に生まれた子が,ひとりのイスラエル人と争いをしたとき,「名」を乱用し,それを冒瀆してのろったことを述べています。神の名がただ「名」として知られていたことに注目してください。神の名はそれほど大切なものに考えられていたのです。そればかりではありません。そのけがしごとを聞いた人々は仰天して,彼を直ちにモーセの所に連れてきています。モーセがエホバご自身にその処置について尋ねなければならなかったところをみると,だれかがあえてそういう事をしたのは,その時が初めてだったようです。エホバはどんな裁定を下されたでしょうか。たいした問題ではないと言われましたか。とんでもありません。それは大罪でした。記録はつぎのようにつづいています。

      「時にエホバモーセにつげて言たまはく,かののろうことをなせし者を営の外に曳いだしこれを聞たる者に皆その手を彼の首におかしめ全会衆をして彼を石にて撃たしめよ。汝またイスラエルの子孫に告げて言べし凡てその神をのろう者はその罰をかうむるべし。エホバの名を瀆す者はかならず誅されん全会衆かならず石をもてこれを撃べし外国の人にても自己の国の人にてもエホバの名を瀆すにおいては誅さるべし」。

      エホバが,ご自分の御名の冒瀆を重大視されたことを,これ以上明白にするものがあるでしょうか。そのような大罪が,十戒の中で禁止されるべきことは,問題にするまでもないことです。記録の示すところでは,イスラエルの人々は,エホバのご命令を実行しています。

      第3の戒めは,偽証を禁止しているだけだということはたしかに言えません。これは,冒瀆的な神の御名の使用にも適用されるもの,すなわちそれを禁ずるものです。私たちは,この戒めによって,昔のイスラエルや現代のエホバの証者のように,神の民と呼ばれながら,エホバの御名をみだりに取り上げて,エホバの証者であるという主張にふさわしくない生活をすることの重大さを認識させられます。

      クリスチャンたちは,十戒そのものに拘束されてはいなくても,その原則に拘束されています。もしこの世の宗教的・政治的指導者たちの名が,敬意をもって扱われねばならないのなら,宇宙の最高支配者の御名には一層の敬意が払われねばなりません。クリスチャンのためには十戒は,神と隣人への愛にかんする二つの戒めに要約されています。心をつくし,精神をつくし,思いをつくし,力をつくしてエホバ神を愛する人はみな,エホバの御名を尊重し,それにふさわしい敬意を表して,みだりに御名を取り上げることをしません。―マルコ 12:29-31。

  • キリスト教国のくらやみ
    ものみの塔 1963 | 5月1日
    • キリスト教国のくらやみ

      ◇ 東西両洋ともに,人々の上にはくらやみがおおいかぶさっており,キリスト教国の宗教はそれに対処できません。英国のフォークナー・アリソン牧師は,次のように語りました。「我国の人々の生活におおいかぶさる暗黒,光を拒絶することによってもたらされた暗黒は,インドその他の非キリスト教世界をおおう,無知の暗やみよりはましだと考えるものがあるとすれば,それは,こっけいな諷刺画になる」。

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