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フィリピ 注釈 1章新世界訳聖書 (スタディー版)
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親衛隊: パウロはローマでの最初の拘禁中(西暦59-61年ごろ),「兵士の監視の下に1人で暮らすことを許可された」。(使徒 28:16)自宅拘禁されていた間に,「キリストのために拘禁されていることが,親衛隊の全員……に知られるようになっています」と書いている。ローマ兵の精鋭である親衛隊は何千人もいた。ここで使われているギリシャ語はラテン語プラエトーリウムに由来し,そのラテン語はもともとローマ軍の司令官が住む場所(天幕もしくは建物)を指す語だった。そこを守る兵士たちが,カエサル・アウグストゥスの治世中にローマ皇帝の護衛を務めるようになった。そのため,フィリ 1:13のこのギリシャ語が幾つかの翻訳では,「官邸護衛」や「近衛兵」と訳されている。親衛隊は任務のために皇帝とその家族の近くに配置された。
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