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エフェソス 注釈 1章新世界訳聖書 (スタディー版)
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使徒: ロマ 1:1の注釈を参照。
エフェソス: 聖書時代,この町は裕福で宗教と商業の中心地として重要な場所だった。小アジアの西岸,サモス島の対岸にあった。ローマの属州アジアの州都。用語集,付録B13,メディア・ギャラリーの「エフェソスの劇場とその周辺」参照。
エフェソスに: この言葉は古代のギリシャ語写本全てに出ているわけではないが,権威ある古代写本や古代訳に出ている。それが原文になかったと考える人たちは,パウロはこの手紙をラオデキアへ送ったとしている。(コロ 4:16)しかし,「ラオデキアへ[または,「に」]」という言葉が載せられている写本はない。また,この節に「エフェソスに」という言葉がない初期のギリシャ語写本は全て,「エフェソス人へ」という書名をこの手紙に付けている。さらに,初期の著述家たちは,この手紙をエフェソスの人たちに宛てたものとして受け入れていた。加えて,この手紙のこの節で,エフェソス以外の町を挙げている写本はない。
と結ばれた: 直訳,「の内にある」。この表現は,親しいつながり,調和,一致を示している。パウロはエフェソスの手紙で,天に行くよう選ばれたクリスチャンがキリスト・イエス「と結ばれ」ていることを何度も述べ,一致をもたらすキリストの重要な役割を際立たせている。(例えば,エフ 1:4,11; 2:13,21を参照。)
聖なる人たち: ロマ 1:7の注釈を参照。
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