-
使徒の活動 注釈 15章新世界訳聖書 (スタディー版)
-
-
あいさつを送ります: ギリシャ語カイローは,字義的には「喜ぶ」という意味で,ここであいさつとして使われていて,「あなたにとって物事が良い状態でありますように」という考えを伝えている。会衆に送られた割礼に関するこの手紙の書き出しは,古代の一般的な手紙の書き方に沿っている。まず差出人,次に受取人,そして一般的なあいさつが続いた。(使徒 23:26の注釈を参照。)ギリシャ語聖書の書名になっている全ての手紙のうち,ヤコブの手紙だけが1世紀の統治体からのこの手紙と同じ仕方でギリシャ語カイローをあいさつとして使っている。(ヤコ 1:1)弟子ヤコブはこの手紙の作成に関わった。これは,ヤコブの手紙を書いたヤコブと使徒 15章に記録されている集まりで重要な役割を果たした人が同じ人であることの裏付けとなっている。
-