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ヨハネ 4:4新世界訳聖書
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4 しかし,サマリアを通っていく必要があった。
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ヨハネ 注釈 4章新世界訳聖書 (スタディー版)
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サマリア: イエスの時代,サマリアはローマの行政区の名称で,イエスは旅の途中で時々そこを通った。後に,弟子たちはキリスト教の音信をそこに携えていった。今日では正確な境界は分かっていないが,サマリアは北のガリラヤと南のユダヤの間にあり,ヨルダン川から西に地中海の沿岸平野まで広がっていた。大体は,かつてのエフライム族とマナセ族の半分(ヨルダン川の西側)の領地を含んでいた。イエスはエルサレムに行き来するのに時々サマリアを通ったが(ヨハ 4:3-6。ルカ 9:51,52; 17:11),サマリア人の町では伝道しないよう使徒たちに命じた。主な割り当ては「イスラエル国民の迷い出た羊」つまりユダヤ人の所に行くことだったから。(マタ 10:5,6)しかし,それは限られた期間のことだった。イエスは昇天の直前,弟子たちに,良い知らせを「サマリア」だけでなく「地上の最も遠い所にまで」伝えるようにと命じた。(使徒 1:8,9)エルサレムで迫害が起きた時,フィリポをはじめ弟子たちは,サマリア全域で良い知らせを広めた。後に,ペテロとヨハネがそこへ遣わされ,サマリア人も聖なる力を受けた。(使徒 8:1-17,25; 9:31; 15:3)
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