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マルコ 注釈 15章新世界訳聖書 (スタディー版)
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マリア・マグダレネ: マタ 27:56の注釈を参照。
小ヤコブ: イエスの使徒の1人で,アルパヨの子。(マタ 10:2,3。マル 3:18。ルカ 6:15。使徒 1:13)「小」という呼び方は,このヤコブがゼベダイの子である他の使徒ヤコブより若いか背が低かったことを示しているのかもしれない。
ヨセ: 「ヤハが加え(増やし)ますように」,「ヤハが加えた(増やした)」という意味のヨシフヤの短縮形であるヘブライ語に由来。「ヨセフ」としている写本も幾つかあるが,古代写本の大半は「ヨセ」としている。並行記述のマタ 27:56と比較。
サロメ: 恐らく,「平和」という意味のヘブライ語に由来。サロメはイエスの弟子だった。マタ 27:56をマル 3:17; 15:40と比較すると,サロメは使徒のヤコブとヨハネの母親だったと思われる。マタイが「ゼベダイの子たちの母親」と述べている女性を,マルコは「サロメ」と呼んでいる。さらに,ヨハ 19:25と比較すると,サロメはイエスの母親マリアの姉妹だった可能性がある。そうだとすれば,ヤコブとヨハネはイエスのいとこ。加えて,マタ 27:55,56,マル 15:41,ルカ 8:3が示しているように,サロメはイエスに同行しながら自分の持ち物を使って仕えた女性たちの1人だった。
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