時の緊急性を強調したピッツバーグの集会
去る10月1日に,アメリカ,ペンシルベニヤ州,ピッツバーグ市の市民競技場でものみの塔ギレアデ聖書学校第53期生の卒業式をかねたペンシルベニヤ州のものみの塔聖書冊子協会の年次総会が開かれました。
ものみの塔協会の副会長,F・W・フランズは,今日神の民の間に無関心の広まることがないように強い訓戒を与えました。わたしたちのうちにだれか,神が裁きを執行するのはまだまだ先のことだから,この世を特徴づける安易な生活に戻ることができる,と考える傾向をもつ人がいるでしょうか。もしいるとすれば,わたしたちはその態度を正し,ペテロ後書 3章12節の霊感による助言に従わねばなりません。文語聖書によると,クリスチャンは,そこで,『神の日のきたるを待ち,これをすみやかにせんことを勉』めるようにと強く勧められています。わたしたちは,裁きの執行される神の日の到来に関する神の予定を実際に早めることができるでしょうか。いいえ,それはできませんが,新世界訳聖書がより正確に訳出しているように,その日を「しっかり覚え」つづけることはできます。ペテロや当時の他のクリスチャンたちは,その「日」がいつ来るかを正確に知る方法はありませんでしたが,その到来が絶対に確実であることは知っていました。それで十分だったのです。今日では,わたしたちは,すでに年老いた人びとの世代が,神の新秩序にはいる道を開く予告されていた大患難をまさに経験しようとしていることを示す,おびただしい証拠を持っています。ですからわたしたちは,思いや心の中でその日を遅らせるのではなく,それが近いことを意識しつつ毎日を送るべきです。
午前10時に始まった年次総会の席上で,ものみの塔協会のN・H・ノア会長が明らかにしたところによると,過去5年間に全世界で68万人以上の人びとがバプテスマを受け,これらの人びとは現在のエホバの証人の41%にあたります。