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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1966
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読者からの質問

● 列王紀上 7章23節と歴代志下 4章2節で,ソロモンの宮の庭にあった,円形の鋳物の海は,縁から縁まで10キュビトで,「その周囲は綱をもって測ると三十キュビトあった」と説明しています。この二つの数値で円がなりたつことはあり得ないのですが,正しいでしょうか。―アメリカの一読者より

ここで記述者が大きなまちがいをしていると考える理由はありません。列王紀上を記録したエレミヤも,歴代志下を書いたエズラも神の霊感のもとにこの説明を記録した,信頼のおける人々です。

今日,数学上の計算では,直径に対する円周の比を示す円周率のπ(パイ)を使っています。普通の計算によると,円周率の数値は3.1416です。しかし,昔は,小数点以下の計算はしませんでした。その点では,πは正確に3.1416ではありません。完全な正確さを要求する人で,聖書にしるされている鋳物の海の寸法はまちがっていると考える人は,より精密に計算をしようと思えば,3.1415926535という超越数でも使えますが,少なくとも円周率を少数点以下第8位まで計算して,3.14159265とするのが適当であるのに気づくべきでしょう。

聖書注釈者のクリストファー・ワーズワースは,鋳物の海の寸法に関して興味深い研究をしたレーニンという人のことばを引用しています。「アルキメデス〔紀元前3世紀〕の時代までは,円周は半径を使って直線に計った。ヒラムが海を測って,周囲が30キュビトと説明したのは当然である。彼は当時の習慣に従い,鋳物の海の半径5キュビトで周囲,すなわち「縁」を6回測って30キュビトと述べたのだ。このくだりでは,当時ヒラムのように熟練した職人がみな使っていた方法で円周をはかり,だれもがわかることばで,海の容積を示す以上のことは意図されていなかったようである。勿論ヒラムは,半径を一辺とする,円に内接した六角形の辺の長さが30キュビトであり,曲線の周囲は実際にはもっと長いということをよく知っていたにちがいない」。

列王記上 7章23節と歴代志下 4章2節によると鋳物の海は,さしわたし10キュビト,すなわち約4.57メートルであり,周囲は直線で測って30キュビトすなわち,約13.72メートルありました。これは,1対3の割合で,すぐにわかるようなおおざっぱな記録としてはまちがいとは言えないものでした。そういうわけでエレミヤとエズラは,およその数字を記録しました。思慮深い聖書研究者なら,もちろんそれで満足します。

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