ベテルにいる息子から
◆ ものみの塔協会の支部は世界の96ヵ所にあります。各支部事務所に付属しているのはそこで働く奉仕者たちが住むベテルホームです。アメリカ,コロラド州で開かれた最近の巡回大会で,ある父親はアメリカ・ベテルの自分の息子から来た2通の手紙の一部をそれぞれ読みました。
はじめの手紙はそのベテル奉仕者が9歳の弟にあてたものです。その一部はこうでした。「それであなたもベテルに来たいのですね。かなえられるなら,それほどすばらしいことはありません。でも,まずあなたは家にいる間に一生懸命に働かねばなりません。これから学ぶべきことが多いからです。学校ではできるだけ多くのことを勉強して下さい。家に帰ったら,聖書と『ものみの塔』をよく読んで下さい。これはとても大切です。どんな割当てを受けてもそれを軽く見てはいけません。心をこめてそれを果たして下さい。心から働き,喜んでエホバに仕えることを学ぶべきです。全時間開拓伝道者になることを自分の目標とし,それから心をそらしてはなりません。機会があったらいつでも開拓奉仕をして下さい。そうすればあなたがベテル奉仕の申込書を出すとき,協会はあなたがほんとうにエホバに仕えようとしていることを知るでしょう」。
もう一つの手紙は両親にあてられたものです。この二親は全時間宣教奉仕にはいることを子供たちに忍耐づよく教えてきたのです。ベテルの仕事について何度も話して聞かせ,ベテル奉仕者の資格について説明のある大会に連れて行くこともありました。この両親にあてた息子の手紙の一節はこうです。「お父さん,お母さん,わたしの前にベテル奉仕の良い目標をおいて下さってありがとう。ここでの奉仕はまさに新秩序における生活の前ぶれのようです。ほんとにありがとう」。
自分もこのような手紙を受け取りたいと思われますか。自分の子供を幼いうちから聖書に従って育て,生涯の良い目標をもつように助けるなら,このような喜びの結果を得ることができるでしょう。